前回分はこちらから【英文法講座-2】五文型②~五文型がわかると文の意味が分かる
はじめに
英語の学習にはいろいろありますね
英語の本を読んでみたり、教材の音声や、洋楽を聞いてみたり、
最近だったら英語の動画をネットで探して眺めてみたりなどなど
しかし、英語の学習を進めていくと、どこかで必ず文法の勉強をすることになります
文法はめんどくさい、という印象のある人も多いかもしれません。
しかし、マニアックなものでなければ、ほとんどの文法は基本的に英語を読むときにも、聞くときにも、話すときにも必ず役に立つ大事な知識です。
難しく考えすぎず、サクッと理解して、使えるようにしてきましょう
前回は、
前回は
文型にはSV SVC SVO SVOO SVOCがある
SVOO SVOCは文型がわかれば意味も分かる
という内容でした。
今回はどうやって文型を決定するか考えていきたいと思います
文型を決定する材料
さてどうやって文型を決定しましょう
簡単な文章だったら何となく判断できそうだけど、長い文章だと、、、
とか思ってませんか?
ちゃんと方法があります
材料は最初の回で説明しました
「主語は名詞」
というわけでまず
①最初にくる名詞を探しましょう
それがS(主語)です。また一文において、主語は基本的に一つです。
また、名詞以外のその他副詞などの品詞や、名詞でも前置詞句内の名詞(toやinなどの直後についている名詞。(in this townのthis townなど))、従属節内の名詞(ifやbecause, that,who,how,what,why,when,which節などの中にある名詞(例えばif i could do that thing,...のIや that thingなど ))はひとまず全部無視です
②主語の次に来る動詞を探す
それが文のV(動詞)です。一文に対して動詞も主語と同じく一つです。
一先ず動詞以外toの直後の動詞や、従属節内の動詞は無視しましょう
(読解でしか使えませんが、主語より先に動詞を探す方が速いときもあります)
さてここからが大変
③動詞が自動詞が他動詞か見分ける
ここが文型を判断するうえで一番大切ですね
まず自動詞とは、後ろに目的語を持てない動詞です
例えばwalk、これは「歩く」という意味ですが、基本的に自動詞なので、後に目的語をつけることはできません
I walk in a town.
S V M(副詞)
私は町を歩く
目的語を取る場合は、なにか前置詞をつけて、副詞句とすることが多いですね
また見つけた動詞が自動詞である場合、後ろに目的語を取れないので、自動的にとる文型はSVかSVCに決定です
次に、他動詞について
他動詞は目的語を取る動詞です
He haven't seen a panda before.
S V O
彼はパンダを見たことがない
ここで使う「see」は「~を見る」という意味の他動詞であり、目的語を取るので、
文型はSVO, SVOO, SVOCのどれかですね
またSVOOやSVOCはとる動詞が限られているので、この時点でほぼどれかに決定できるでしょう。
決められない場合はもう少し読み進めてみて、名詞が二つあるかどうかでSVOOかどうかを判断したり、目的語の後に補語らしい語(目的語を修飾しそうな形容詞、形容詞句など)があるかどうかで判断しましょう。
どちらでもない場合はSVOでしょう
文型を判断できるようになるために
単語帳で覚える段階で、その動詞が自動詞か他動詞かは覚えておきましょう
また語によっては、自動詞と他動詞、どちらの属性も持つ場合があります
が、これは決してごちゃまぜにして使っていいということではなく、自動詞の時と他動詞の時で違う意味を持つのが普通です
まとめ
文型を判断するには
主語と動詞を見つける(関係ない語はまずは全部無視)
動詞が自動詞か他動詞を判断する
これが大事ということでした。
では今回はここまで