洋楽や洋物ドラマで時々出てくるBring home~
homeなので家が関係している?
bringだから何かを持ってくるのかな?
かと思えばそうでもなさそうなことも多かったり、いかにも慣用句的な表現ですね
普通にわかりにくい熟語なのでまとめてみました。
homeをどうとるかで意味がわかれる
bring homeとみて、すぐhomeを「家」だと思う人はほとんどだと思いますが、
homeを副詞として調べると
「家に」、「故郷へ」、など以外にも
「急所に達するくらい」、とか、「(くぎなどを)深く打ち込む」、「痛切に」
等の意味があります。
想像ですがここでのhomeは、家という本拠地的な意味から転じて、「大切な部分、核」、みたいな意味も持つようになったように思います。
次にここから意味を想像してみましょう
Bring home (to)の使い方
bring homeを先ほどのhomeの「大切な部分、核」みたいな雰囲気で、bringを修飾してみると、
「深く持ちだす」、のような意味になりそうですね
実際のところは、「家に持ってくる」も「深く持ってくる」的な意味でも、どちらでも使われます
逐語訳的には、前者は家に持ち帰る、後者は、痛感させる、理解できるようにする、みたいな感じです。
あと、もはや普通の熟語のように使われており、bring homeの後または、bringとhomeの間に名詞が入りますがどちらも意味はおなじですね。
戸惑わないようにしないと、ですね
例
I bring home my money
You take my money
Give it to another man
給料を稼いで来たら
君はそれを受け取り
そして他の男に渡す
「家に持ってくる」、方の使い方ですね
She must bring home to him the importance of the matter
彼女は彼に事の重大性を理解させないといけない
「深く持ってくる、痛感させる」、方の使い方ですね
Bring it home
bring homeという熟語がitを目的語に取った形です。難しく考えずにただそれだけです。
特にこれ自体が熟語、慣用句というわけでもないと思います。
意味は、それを家に持ち帰る、または、それを理解させる、痛感させる、みたいな感じになりそうです。(後者の意味は少なそう)
例
Heroes all-blazing into battle
Hear the call-bringing it home is all that really matters
戦いへと燃え立つ英雄達皆が聞き入れる
それを故郷へと持ち帰るという声こそが本当に大切だということを
bring home the bacon
意味は、生活費を稼ぐ、成功する、などの意味
例文
After many hard battles,
we were able to bring home the bacon and set up a new government.
辛い戦いの末、私たちは勝利することができ、新しい政府をつくった
She waited on me (then what?)
Shawty cakin' on me, got the bacon on me
彼女は俺を待ってた
かわいこちゃんは俺といちゃつき、生活費も持ってきてくれた
例文の二つ目、全く同じ意味を持つ熟語としてget the bacon、というのもありますね
ここは、homeを家に持って帰る、との意味でとりますが、baconって何って感じですね
推測ですが、ここでのベーコンは、
日本で言う米、モンゴルでいう羊みたいな、重要な食物であることを越えて、
お祝いやお金の意味さえ持つような、そういう感覚のものなのではと思います。
他、ベーコンに関しては、子作りのことを、making bacon、という表現もあります。(俗語かも)
でもこっちは、めでたいもの、というより、子供を肉としてとらえてるのかな、、、?