意味とかメモ
クリームのアルバム「Wheels of Fire」(邦題:クリームの素晴らしき世界)の収録曲で、クリームの代表曲の一つ。
クラプトンがソロになってから最近まで結構演奏機会がありますね。
Charがよくカバーしてるのも日本では割と知られているのかな。個人的にはそっちが知るきっかけだったりしました。
歌詞は失恋について。
作詞にはベース・ボーカルのジャック・ブルースだけでなく、バンドメンバーではない詩人のピート・ブラウンが関わっています
そのせいかわかりませんが、この曲の歌詞には場面を切り取ったような詩っぽい表現が結構多いです。
訳注
Dawnlight smiles on you leaving, my contentmentは、
leavingまでが一文で、その後にmy contentmentがあるという感じでとっています。
my contentmentは文ではなくただの単語ですが、満足とぽつっと言う感じが詩っぽいですね
和訳
駅に近い、黒いカーテンの、白い部屋の中、
黒い屋根の土地、金の無い舗装道、くたびれたムクドリ
銀の馬達が、君の暗い目の中で、月の光を追いかける
夜明けの光が、去りゆく君に笑いかけ、僕は満たされる
僕は待つつもりだ、太陽が決して輝くことのないこの場所で、
影たちが自分たちから逃げ出すこの場所で、待つつもりだ
その場限りだから安心ねと、君は駅で言った
入場券、休みなく働くディーゼルエンジン、さよならの窓口
駅でそんな悲しいひと時を迎える
外に出ながら、自分自身の始まりゆく難局を感じた
列で電車が戻ってくるのを待つつもりだ
影たちが自分たちから逃げ出すこの場所で君と寝るよ
パーティーでお堅い人らの中で彼女は親切だった
傷ついた老人への気遣いが今じゃ忘れられている
彼女の暗い目の中で黄色の虎がジャングルでしゃがんでいる
彼女はただ着飾っていて、さよならの窓口、くたびれたムクドリ
寂しい人の集まるこの場所で、僕は寝るよ
影たちが自分たちから逃げ出すこの場所で横たわるよ
単語、表現
starling:ホシムクドリ(物まね、おしゃべりなどをする鳥)
moonbeam:月光
run down:走り下る、追い詰める
contentment:満足
platform ticket:入場券
no strings attached:見返りを求めないこと、付帯条件なし、(~-sex):恋愛感情なしの関係
lie with:性交渉する
crouch:しゃがむ
原詩
In the white room with black curtains near the station
Black roof country, no gold pavements, tired starlings
Silver horses ran down moonbeams in your dark eyes
Dawnlight smiles on you leaving, my contentmentI'll wait in this place where the sun never shines
Wait in this place where the shadows run from themselvesYou said no strings could secure you at the station
Platform ticket, restless diesels, goodbye windows
I walked into such a sad time at the station
As I walked out, felt my own need just beginningI'll wait in the queue when the trains come back
Lie with you where the shadows run from themselvesAt the party she was kindness in the hard crowd
Consolation for the old wound now forgotten
Yellow tigers crouched in jungles in her dark eyes
She's just dressing, goodbye windows, tired starlingsI'll sleep in this place with the lonely crowd
Lie in the dark where the shadows run from themselves