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Tの洋楽歌詞和訳~正確さと解説

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Synchronicity The Police

Synchronicity 2 / The Police 【和訳】

投稿日:2018年9月19日 更新日:

 

和訳

とある郊外の家族の朝
壁に向かってわめくおばあちゃん

僕たちはライスクリスピーのじゃらじゃらする音の中、大声で話さなきゃいけない
何にも聞こえない
母は退屈とフラストレーションの長話を繰り返す
でも、彼女の自殺話なんていんちきだってわかってる

父はただ遠くを見つめる
彼はそんなに耐えられない
何マイルも遠くで、何かがある暗いスコットランドの湖の底の
泥の中から這い出てくる

とある工業地帯の不快な朝
工場は汚物を空へと垂れ流す
彼は今日も警戒線を堂々と歩きぬける
何故だか不思議に思ったりすることもない
秘書達は唇を突き出し、風俗街の低俗な売春婦みたいに着飾る
でも彼の考えることといえば覗くことばっかり
いわゆる上司との会議は毎回屈辱的な急所への攻撃
何マイルも遠くで、何かがスコットランドの湖の
水面へと這い出てくる

また労働の日が終わった
ラッシュアワーの地獄へ直面する
まぶしい金属の箱にレミングスみたいに押し込められる
自殺レースの出場者たちだ
父はハンドルを握りただ一人で遠くを見つめる
何かどこかで壊れることになるって彼はわかっている
ヘッドライトに照らされている我が家がぼんやり現れるのが見える
眼球が痛くなる頭の中での苦しみ
何マイルも遠くで、岸にあるコテージのドアに影忍び寄る
暗いスコットランドの湖の。
何マイルも遠くで、、、

 

 

 

 

 

単語、表現

din: ガンガン、ジャンジャンとなるやかましい音
chant:賛辞等を繰り返す
litany:嘆願、長々とした説明
only so much:限られた量の
much more:一層
slime:どろどろ、ヘドロ、川底の軟泥
belch:げっぷする、噴出させる
filth:汚物
picket line:ピケライン、警戒線
pout:口を尖らす、唇を突き出す
preen:めかす
tart:売春婦、安っぽく着飾る
red light:赤線地域
so-called:いわゆる
crotch:また
loch(スコットランド方言):湖、入江
lemming:ハタネズミの一種。(繁殖し増えすぎると大量に溺死することがあり、この行動を愚かな群集心理のたとえとしてよく用いる)
contestant:競技者、競争相手
loom(動詞):ぼんやり現れる、ぼうっと見える
upstairs:上階、頭の中で

 

 

 

意味やメモ

アルバム「シンクロニシティ」の二つ目の表題曲

 

Synchronicity 1が宗教的、概念的な話だったのに対し、こちらは、
三つの場所での現実性のある話とそのたびに現れるスコットランドの湖から出てくる何ものか、との共時性について。

 

3つのお話の登場人物はだれしも抑圧した感情を抱えています。

一人目はうるさい家で抑圧される父、

二人目はパワハラを受ける部下、

三人目はラッシュアワーと車を乗り継ぎ家に帰る父。

何人目って書き方をしましたが、時間軸的に順番に結び付けても違和感がないので、彼らは恐らく同一人物でしょう。

 

スコットランドの湖の何ものか、というのは、

人間の抑圧された感情がため込まれ、そのうちにため込まれた感情が現れて何か起こすような比喩として扱われているのでしょう。

 

 

 

原詩

Another suburban family morning.
Grandmother screaming at the wall.

We have to shout above the din of our Rice Crispies
We can't hear anything at all.
Mother chants her litany of boredom and frustration,
But we know all her suicides are fake.

Daddy only stares into the distance
There's only so much more that he can take.
Many miles away something crawls from the slime
At the bottom of a dark Scottish lake.

Another industrial ugly morning
The factory belches filth into the sky.
He walks unhindered through the picket lines today,
He doesn't think to wonder why.
The secretaries pout and preen like cheap tarts in a red light street,
But all he ever thinks to do is watch.
And every single meeting with his so-called superior
Is a humiliating kick in the crotch.
Many miles away something crawls to the surface
Of a dark Scottish loch.

Another working day has ended.
Only the rush hour hell to face.
Packed like lemmings into shiny metal boxes.
Contestants in a suicidal race.
Daddy grips the wheel and stares alone into the distance,
He knows that something somewhere has to break.
He sees the family home now looming in his headlights,
The pain upstairs that makes his eyeballs ache.
Many miles away there's a shadow on the door
Of a cottage on the shore
Of a dark Scottish lake
Many miles away

-Synchronicity, The Police
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