エアロスミスの初期の名曲。
セルフタイトルのデビューアルバム「エアロスミス(邦題:野獣生誕)」に収録されています。
シングルカットもされ、このシングルのヒットがエアロ最初のヒットとなったりラジオでリクエストされるなど、のちの成功につながっていきます。
内容は言うまでもなく、夢を見続けろ。過ぎた時間に虚しさを感じながらも、ひょっとしたら明日は報われるかもしれないと思いながら夢を見続けろと。
作詞作曲はスティーブン。
デビューアルバムの他の曲が、「多少キャッチ―なリフはあるものの普通のブルースロック」であったのに対して(普通にかっこいいと個人的には思うのですが)、
この曲だけは突出してオリジナリティの高い曲だったように感じます。
この曲のでた1973年に、曲が構成的かつ、湿っぽいけどハードなロックバラッドっというのはあまりなかったように思います。(大体ブルース進行ほぼそのままとか。ハードのロックバラッドって、まだホテル・カリフォルニアも76年とかですからね。そこまでハードじゃないけど)
そういうロックバラッドも今では割とよくあるものですが、それでも未だに最初のアルペジオフレーズの独自性はかなり強いように感じます。
あとスティーブンの声も情熱的です。連続シャウトはファーストアルバム全体の中でも、特段印象的な部分かと思います。
また、この曲はエアロ最初のヒット曲であったほか、後にファン以外にも有名になるようなバラッドは2期以降のものばかりかつ外部のソングライターが入っているので、(AngelやI don't wanna miss a thingなど)
そういう意味でも特別な曲といえそうです。
また、この曲はスティーブンの幼いころからのアイデア(父親の弾いていたクラシックのピアノにコード進行等の影響を受けているとか)でできており、
かつ歌詞にも若く幼いころの想いが詰まっている、
彼ら(特にスティーヴン)にとっては、売れたという外的な理由だけでなく内的にも特別な曲だと思います。
和訳
鏡を見るたびに
顔のあらゆるラインがはっきりしていく
過去はもう過ぎ去った
通り過ぎてしまったんだ、夕暮れが夜明けになっていくように
そういう感じなんだろう
人生のために皆がやるべきことをやっていくっていうのは。
俺は知っている
誰も、それがどこから来てどこへ向かうのか
俺は知ってる、それが誰の罪でもあることが。
どうやって勝つのか知るためには負けなくてはいけない
人生の半分は、
本に書かれたページのよう
生きて学ぼう、愚か者から、賢者から。
まあ、それが真実だ
全ての感覚が自分に戻ってくる
俺と歌おう、長い年月のために歌おう
笑いのために歌おう、涙のために歌おう
俺と歌おう、今日のために歌おう
もしかしたら明日、神様が連れて行ってくれるかもしれないのだから
俺と歌おう、長い年月のために歌おう
笑いのために歌おう、涙のために歌おう
俺と歌おう、今日のために歌おう
もしかしたら明日、神様が連れて行ってくれるかもしれないのだから
夢を見続けろ
夢を見続けろ
夢を見続けろ
夢がかなうまで夢を見るんだ
夢を見続けろ
俺と歌おう、長い年月のために歌おう
笑いのために歌おう、涙のために歌おう
俺と歌おう、今日のために歌おう
もしかしたら明日、神様が連れて行ってくれるかもしれないのだから
俺と歌おう、長い年月のために歌おう
笑いのために歌おう、涙のために歌おう
俺と歌おう、今日のために歌おう
もしかしたら明日、神様が連れて行ってくれるかもしれないのだから
訳注
sing for the yearsは、for yearsなら慣用句なので長い間歌い続けろになりますが、
the yearsということは、何か特定の年月があるということなので、長い年月のために歌う、という表現にしました。
例えば、これまで耐え続けてきた過去のため、もしくはこれからの長い未来のために。
歌詞
Every time when I look in the mirror
All these lines on my face getting clearer
The past is gone
It went by, like dusk to dawn
Isn't that the way
Everybody's got the dues in life to payI know nobody knows
Where it comes and where it goes
I know it's everybody sin
You got to lose to know how to winHalf my life
Is books, written pages
Live and learn from fools and
From sages
You know it's true, oh
All these feelings come back to youSing with me, sing for the years
Sing for the laughter, sing for the tears
Sing with me, just for today
Maybe tomorrow, the good Lord will take you awayYeah, sing with me, sing for the year
Sing for the laughter, sing for the tear
Sing with me, just for today
Maybe tomorrow, the good Lord will take you awayDream on
Dream on
Dream on
Dream until your dreams come true
Dream on
Dream on
Dream on
Dream until your dreams come true
Dream on
Dream on
Dream on
Dream on
Dream on
Dream on
Dream onSing with me, sing for the year
Sing for the laughter, sing for the tear
Sing with me, just for today
Maybe tomorrow, the good Lord will take you away
Sing with me, sing for the year
Sing for the laughter, sing for the tear
Sing with me, just for today
Maybe tomorrow, the good Lord will take you away